元気の秘訣は「早寝、早起き、朝ごはん」と「〇〇〇!」
Runners File.002 近藤 秋穂さん(20代小学校教員)
―Profile―
- 職業:小学校教諭
- 血液型:A型
- 自分を動物に例えると:鷲
- 座右の銘:やればできる
- 趣味:運動、料理、旅行、遊び
おひさま子ども食堂について
ー子ども食堂を中心的に行っていますが、子ども食堂は今年何年目を迎えたのでしょうか?
この前1年目を迎えました。
ーずばり今、どのような思いですか?
あっという間でした。でも、ここまで一切自分の力でやったとは思っていなくて、『全部を神様が導いてくださった』ということだけ感じます。もちろん助けてくれるのは人だったりするけど、いろんな状況の変化や助けが、すべて時にぴったり合わせてなされる!それは神様がなさりたいことであり、教会のみんなの個性が生かされて、この教会に合っていることだからこそだと、とても強く感じています。ここからもっと次元をあげて活動していきたいです。
ー具体的に神様が導いてくださったと感じたところはどこですか?
一番は(子ども食堂を)始める時です。いざ子ども食堂をやろうと思ったときに、助けてくれる人が現れたり。この建物もきれいに完成して、子ども食堂が実現可能になったものの、駐車場の問題があって難しかったですが、駐車場を契約できるようになったことで解決したりとか、人を通して「コアネットワークに入った方がいいですよ。」と教えてもらえて物資をもらえるようになり、スムーズにできるようになったり。「一緒にやろう」というメンバーも立ち上がってくれて、この時が本当にやるべきなんだなと強烈に感じました。私の考えでやろうとしていることではないから、逆に自信をもって行なえています。
ー個性が生かされる子ども食堂。秋穂さんの個性を教えてください。
私は細かいことをたくさんやるよりも、全体を見て指示を出す方が個性に合っているのかなと思います。あと、みんなが楽しそうに生き生きしている姿を見れるように働きかけられるところとか。
逆に細かいことは、他のメンバーが気づいてやってくれています。本当に、自分に持っていないものを持っている人と一緒に作り上げられていることが本当にすごいなと思うし、神様がそうやって個性に合わせてできるようにしてくださっているのだなと感じます。
ー子ども食堂の今後の展望を聞かせてください。
ボランティアに来る人にとっても、『もっとやりがいのある場』にしていきたいです。地域の人たちにとっても、教会が居心地のいい場所、仲良くなれる場所、最終的には子どもたちが安心していられる、ありのままでいられる場所にしたいです。
それに加えて、お母さんたちも子どもを育てるのは大変だから、話を聞いてみると悩みや大変に思っていることがあったり。ちょっと子どもと離れたい時もあるだろうから、お母さんたちの悩みが軽減され、リフレッシュされるような場にできたらいいなと考えていますね。
秋穂さんの元気の秘訣
ー元気いっぱいなイメージの秋穂さん。その元気の秘訣はなんですか?
基本的な生活習慣が整っていることは第一前提!(笑)子どもの頃から、早寝早起き朝ごはん!それは超インプットされていて、絶対そうするものだと思って育ってきました。そういう基本の生活習慣が整っているから元気でいられるのかなと思います。それに加えてお祈りや御言葉を聞いていることが一番大きいかなと思いますね。
社会人になって、大変なことってほんとにいっぱいあるんだな!!と思って(笑)色々な経験をして、自分がちょっと嫌だなと思う状況に直面した時に、やっぱり落ち込むことが少なからずあります。そんな時、信仰を持つようになってからはお祈りと御言葉が立ち上がる力をくれると実感しています。
ーでは、生活が「早寝、早起き、朝ごはん!御言葉!祈り!」という感じですか?
そうそう!!
ーそれが元気の秘訣なんですね。では、一番元気をもらえる時はどんな時ですか?
力の種類がそれぞれ違いますが…自分の心が楽になるのはお祈りしてる時かなぁ。ありのままの姿で、自分が抱えている思いを全部神様に告げることができて、そこから神様はこう思っていらっしゃるということを感じる中で、「ああ、私は愛されている」という感謝と喜びの力が湧いて来ます。すると元気になりますね~!
教会へ通うようになったきっかけ
ーどういう経緯があって聖書を学び、教会に通われるようになったのですか?
大学1年生の時に、留学に行きたかったのですが、ある講師の言葉にすごく感動しました。終わった後にその人に話を聞きに行ったのですが…そうしたら「海外に行きたかったら聖書は普通だよ」といわれて、「聖書か~~~」と思ったのがきっかけです。
実は母方の家系がカトリックだから、「人生のどこかで聖書を学んだ方がいいな~」と、なんとなく思っていました。私が小学生の夏休みにおばあちゃん家に行ったら、いとこたちはみんな教会に行くから私もついて行っていたのですが、当時は「日曜日も朝早くから大変だ~!」しか思わなくて(笑)よくわからないけれども、人生の中で一度は触れておかなければならないという思いがなんとなくありました。だから、学んでみようかなと思いました。
ー聖書を学ぶことと、信仰をもつことは違うと思いますが、どうでしたか?
聖書を学んだ初日、マタイ6:26をひいてもらいました。
空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取り入れることもしない。それだのに、あなた方は天の父は彼らを養っていてくださる。あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか。
マタイによる福音書6:26
この聖句をひいてもらって、すごい感動したんです。「え!めっちゃすごい!」と思いました。それから続けて学びつつも、神様のことを信じていなかったし、いるって言われてもよくわからない、お祈りもよくわからない、御言葉もよくわからない、そんな感じで。でも、聞いたことをやってみたときに神様のことをちょっとずつ感じられるようになっていきました。
御言葉を聞いていく途中で何回か「もうやめよ~」と思うことがあったけれど、そのたびに奇跡的な、普通無いような状況になったりして、そのたびに『神様に呼ばれている私』っていうのをすごく感じるようになって。生きて働かれている神様を感じて、引っ張られて来た、そんな感じです。
ーその時から信仰に対する価値を見出すようになったのですか?
それはもう少し後でした。一通り御言葉を聞き終わって、「すごい時に私は生きている!」ということと、「私は救われたんだ」という2つが心の中にありました。私はわかってなかったし求めていなかったけれど、「私は救われたんだ、神様感謝します!」という純粋な気持ちがありました。1年経たない位から、「私が求めていたものはこれだった」と気づきました。「私が求めていた愛はこれだ!わたしが抱えていたことは神様の世界で解かれる!」それがわかるようになってから、信仰をもつことの価値を見出せるようになりました。
ー抱えていたこととは何ですか?
私は性格が明るくて、みんなから見ても、悩みとかなさそうと思われたり、自分もそこまで気にしないから、小さなことで悩むことはありませんでした。でも、気づかないうちに自分の感情を抑える体質になっていて、言っても良いことだけど言わない、こういうものだと自分に言い聞かせていたんです。それが御言葉を聞く中で、お祈りする中で、神様に「わかってもらえた」経験をしたことがありました。
私のせいかな?と、うじうじ考えていた時に、「本当に大変だったね」と人を通して言ってもらえたことがあって。それで〈神様ってわかってくださる存在なんだ!〉と心が解かれました。考えないし、言わないように抑え込んでいた感情や思いを言っても、神様はそれを汲み取ってくださる。そういう経験をしてから、素直になれるようになりました。
今後のビジョン
ー将来やってみたいこと、未来に神様と約束していることなどはありますか?
今まで、この先どうなったらいいのかを毎回考えさせてくださって、そのたびに祈って、そのたびに向き合っていくと、自然とやりたかった方向に導かれている…ということが何度もありました。ですので、具体的なビジョンはないですが、今後こうしたいという方向性はあります。
神様のことを何も知らないところから抜け出すようになって、自分の心が解放され、ありのままでいられるようになりました。飾らなくていいし、取り繕わなくていい、良い子でいようと思わなくなって、自然体の自分でいられるようになりました。それはありのままの自分を受け止めてもらえる存在がいるという安心感があるからです。それによって自分の考え方や人への接し方、人の見方もすごく変わりました!今までは人と比較してしまっていたけれど、今はそれよりも「どんな姿になったらいいだろう?」と自分が変化することを考えられるようになりました。
だからこれからは逆に、子どもから大人になる過程にいる人の支えになる存在になりたいなと思っています。
ーその走りの1歩目が子ども食堂だったんですね。
そうですね。学校の子どもたちを見ていると、いろんな感情が動くのを見たり、まだ見えている世界はこれぐらいなんだなということが、子どもと接するとわかるようになって。だから今の声掛けはこうじゃなかったかな、こういう風に接してあげないといけなかったのかな、と反省したり、これをやってあげたらいいけどできない!と葛藤を常に感じています。でもそうしながら学びになることがいっぱいあります。
ー最後に、これだけは言っておきたい一言がありましたらお願いします!
信仰を持つことは、持ってみてこそその価値が分かります。本当にいいです!
教会で長い時間を共に過ごしていても、知らないことも多く新たな発見がなされる時間でした。秋穂さんの、「信仰をもってこそ価値が分かる」という言葉が心に残りました。秋穂さんが元気いっぱいの秘密も、神様に対する信仰も、神様との関係を築いてきたことにあるのだとわかりました。信仰の価値をわかって、それを磨かれている秋穂さん。続インタビューをさせていただきたいくらいです(笑)
今後の活躍を期待しています!
子ども食堂では、子どもたち一人一人の名前を憶えて、いつも明るく振る舞う姿が印象的です。
神様との経緯を綴った「My Story」には、秋穂さんだけの特別なストーリーが刻まれています。