19年間続く日記は、神様との奇跡のラブストーリー
Runners File.001 原田 知明さん(40代会社員)
―Profile―
- 職業:水道資材販売営業
- 血液型:O型
- 趣味:スポーツ、旅、冒険、ゴルフ、カフェ、人と出会うこと、ギター、スケボー
- 動物診断結果:鷲
- 座右の銘:継続は力なり、一期一会、一心一新、確認
ーこのインタビューのタイトル通り「走っている」イメージがある原さんですが、マラソンを始めるようになった経緯は何ですか?
僕は3人兄弟の長男ですが、次男はすごく足が速いんです。僕にとって次男はかっこいい憧れの存在でした。僕も足が速いという理由で駅伝に選ばれたけど、その中では一番遅かったです。でも、弟より速くなりたかったから頑張ろうと思ってやっていました。引退の時期になって走ることを辞めてもよかったけど、『これで青春終わりたくない』と思って走り続けました。毎日、今日は何を食べたか、調子はどうか…などを記録していくマラソン日誌を付けていたんですよ。19年間書き続けている日記を書く前は、このような日誌を付けていましたね。
ー 19年間も日記を書き続けていらっしゃるのはすごいですね。継続の秘訣は何でしたか?
決心が大きかったからですね。
ーなぜ日記を書くようになったのですか?
失恋ですね。これうまく書いてくださいね(笑)当時楽観的に生きていて、ものすごく好きで、愛を注いでいた人がいたんですけど、結局それがダメになって。その時かなり沈みました。僕の良いところは一途なところ。その人しか見えなかったから、めちゃくちゃ落ちてしまって。ある日、友達の家で話しを聞いてもらっていたんですけど、その友達の家に「キムのポストカード」が、ば~っと壁に貼ってあったんです。その中に、
『あなたは信じた、とことん信じた。裏切られるまで信じた。それがこれからの人生にすごく大切なんだ』
っていうメッセージがありました。その言葉の通り、本当に僕はその人のことが好きで愛して、結局ダメになって、、でもその信じる心がこれからの人生で大切なんだなって思えるようになったんです。けれど、これから何をしていこう?と思っていた時に、友達とショッピングに出かけた先で金色の文字の「3Years Diary」っていうタイトルがぴかーん‼って光って僕の目に入ってきて「これだっ!」と思って書き始めました。
ーどのような日記にしようと思われたのですか?
日記を書くにあたって3つ考えたことがあって。
- 一日一日を大事に生きること
- 自分に正直に生きること
- 3年間奇跡のストーリーを起こすこと
この3つを考えて書き始めました。すごくどん底に落ちていて悔しいからこそ、これからの(大学)3年間は絶対に何か起こしてやる‼という気持ちが人一倍強くて。だからこそ書き続けられました。そこが日記のスタートでしたね。
ー日記を書き続ける中で、奇跡のストーリーは起こりましたか?
フォレストガンプを観て『出会いが大切だ!』と思うようになってから、偶然な出会いも大切にするようにしました。それで日記1年目の2004.11.25か26に聖書に出会うようになったんです。
ー聖書を読み始めた時はどう思っていたのですか?
人生で何かを成し遂げたい、ドラマみたいな奇跡のストーリーを起こしたい!そう強く思いながら、人生の意味について考えていた時に聖書を勧められたんですが、特に読みたいと思った訳ではなくて、断れない性格だから読んでいました(笑)でもその2,3か月後に、僕が考えていることと(聖書が)繋がったんです。
ーどのように繋がったのですか?
自分が奇跡を起こしたいと思っていたけど、『ああ!奇跡を起こしてくれるのは神様なんだ』と。聖書を教えてくれた牧師さんも若いときに大失恋を経験されたことがあって、その時に神様の人間への片思いの心情を悟られたんですよね。同じく僕が失恋で感じた思いは、神様も人間に対して感じていたんだってわかったら、『神様はこれだけ僕を愛してくれていたんだ!』と思うようになったんです。それで『それなら、神様の思いに振り向けば神様はめちゃめちゃ喜ぶな!神様をめっちゃ愛して生きよう!』と思うようになりました。だから、「神様との」奇跡の「ラブ」ストーリーが今も進行中です(笑)
ー最後に、これからの未来のビジョンや夢を教えてください。
好きな聖句があって。それがイザヤ書55:8~9です。
「わが思いはあなたがたの思いとは異なり、わが道は、あなたがたの道とは異なっていると主は言われる。天が地よりも高いように、わが道は、あなたがたの道よりも高く、わが思いはあなたがたの思いより高い。」
イザヤ書55:8~9
日記を書くにあたって、こういうストーリーを描きたいと思っていた結果、3年後に思っていた以上のことが起きて、それは僕が思い描いていた以上の奇跡だったということを体験しました。神様の考えで生きるのって、「これからの未来も僕が思っている以上のことが起きて、素晴らしい未来が待っているんだろうな」と考えています。今は教会と、仕事と、家庭のこと、これらをうまくいい形でやっていきたいなと思っています。取り組みながらその都度、天からインスピレーションを受けて、新しいアイデアがでてきたらどんどん挑戦していきたいです。
ちなみに最近こっそりやっていることは、手品。教会で開催している子ども食堂でも披露できるし、天も人も喜ばせたい。人の笑顔を見ることが、僕の幸せだなって思うんですよね。過去の経緯は大事にして、今の位置より一次元あげていきたいですね。
ーこれから起こることに心配や不安はありませんか?
過去、人生が崩れるような辛い経験を何度もしてきました。その都度、現実を受け止めつつ、どういう意味なのか考えながら走っていました。(神様の)御言葉でヒントを得ながら自分の人生を導いてくださったなと思います。まぁ、その時は悲しんで傷ついて落胆していたけれど、振り返ってみればすべて自分のための失敗というか、転換する機会だったなと思います。+αそこで神様の愛を感じて。僕は今までの人生は5転6起の人生だったなって思うんですよね。僕の誕生日が5月6日なんですけど、日記を書き始めた時が1回目に転んだ時で、それから4回転ぶ出来事がありました。その都度、神様は自分一人のために状況・人・御言葉など、あらゆることを通してたくさん働きかけてくれました。それらの経験を通して、神様が僕を愛して育ててくださっていることがわかったから、神様の愛と期待を感じるしかなかったです。これからも人生が崩れるようなことが起こると思うけど、未来が楽しみですね。
ーどうしてそこまで楽しめるのですか?
僕が初めて礼拝に参加した時の御言葉の主題は「心配するな」でした。その時は皆の前で「何で心配するなっていうのかよくわかりませんでした」って感想を言ってましたね(笑)でも色々な経験を経たことで、神様の僕に対する信頼と共に、僕の神様に対する信頼度がアップしているから心配しないで楽しめるようになりました。(神様が)何とかしてくれます(笑)過去も心配な時があったけど、結局よくしてくれましたから!
今回のインタビューのためにしっかりと準備をしてくださり、過去の経緯も隠すことなくあからさまにお答えいただき、改めて原田さんの誠実さを実感すると共に、長い信仰生活の中で築かれた神様との厚~い信頼関係を目の当たりにし、生きていらっしゃる神様を感じる時間でもありました。これからも、原田さんと神様との奇跡のラブストーリーは続きます!原田さん、ありがとうございました!
いつも笑顔で自然体な原田さん。誰とでも分け隔てなく接してくださいます。
仕事では重機を扱うこともあり、普段はなかなか見せない真剣な表情も。