自分がすべきことは何か?求め続けて切り拓いた今

ー教会に通われてどのくらいですか?
今年で14年目です。聖書は心の弱い人が学ぶものと思っていましたが、「心が健康な時に学んでこそ得られるものがあるよ」って言葉をかけられ、聖書を学んでみようかなと思いました。
とはいえ、大学院に通い始めたばかりで学業にも力を入れたいと思っていたので、あまり熱心に聖書を学んだわけではなかったです。
ーなるほど。大学院生の時に聖書を学び始めたんですね。いつ信仰が自分事になりましか?
聖書の話を聞きながら、自分が経験する中で神様っているんだなと実感した時ですね。
秋の合宿に向けて司会の準備をしながら、聖書を学んでいましたが、
「神様は約束したことを全部きいてくださる。虹や万物を通して叶えてくださったことを見せてくださる」
という御言葉が心に残りました。
合宿最終日の最後、サッカーをしていたら、ずっと天気がよかったのに終わったとたん突然雨が降ってきたんです。
その後みんなで温泉に行くことになったんですけど、その時に雨がやんで虹が出ていたんです。
それで、「神様が約束を果たしてくれる」という御言葉を思い出しました。
雨予報でもなかったのに雨が降って虹が出て、、これは人ができることじゃない、神様だ!と思うようになりました。
ー「言葉より経験だ」が座右の銘と聞きましたが、他に経験したエピソードはありますか?
私の好きな聖句は、
です。
研究室が忙しくて、聖書を学びに行けなかった時期がありました。
それでもなんとか時間を出して聞きに行った時に教えてもらった聖句です。
せっかく教えてもらったから実践してみようと思いました。
“祈りなさい“ってところは当時は全然入ってこなかったですが(笑)、
”絶えず喜んでいなさい…”が心の中に残っていて。
研究室の課題が大変な時に、いつもだったら大変だ~~で、下を向きながら苦労してしんどい思いをしていただろうけど、喜んでいなさいってことは笑っていたらいいのかな?と思って意識して笑うようにしました。
そうしたら確かに大変だったけど、心が前向きになるのを感じました。
大変だけど笑うこと・喜んでいることで乗り越えられました。
神様がこういう風に共にしてくださるんだと実感したエピソードです。
ー昨年は社内で受賞された際にインタビューを受けられたそうですね。
その時の記事を拝見しました。
どんなに忙しくても感謝を忘れないようにして、働く雰囲気が良くなるよう心がけていらっしゃるとのことですが、今もこの聖句を実践されているのですね。
ゆうきさんのまとっていらっしゃる優しい雰囲気の正体はこれでしょうか?!
教会にはいろんな考えの人がいて、そのような人達の考えに触れながら自分自身の心が豊かになってきたなと感じます。
御言葉を聞く前までは科学が全てで、自分が努力して自分の力で全てやっていけると思っていました。
だけど、御言葉を聞いて霊的な世界があり、見えなくても存在されている神様がいると感じたり、自分の中で考え方、世界観が変わってきたかなと感じます。
あまり感情を表に出さないタイプですし、誰にも頼らず自分でやるぞって感じだったから、当時は冷たい人に見えたんじゃないかな。今はだいぶほぐれてきたように思います。

ー職場でも活躍されているゆうきさんですが、その裏ではものすごい苦労がおありだったのではないかと思います。
社会人になってから苦労されたことを聞かせてください。
自由に使える時間が少ないってことですかね。当時は遅いと深夜2時まで働くこともありました。
教会の社会人もそれぞれ働き方が違っていて、みんなで支え合いながらやってはいたけれど、全く同じ状況ではなかったので。
自分は働きながらもどうやって教会と関わっていったらいいのだろう?と悩み、模索しながら、2,3年くらいはそういう生活が続いていたと思います。
そんなある時、原さん(Runners №1にて登場)が「熊本にはいなくても東京の教会には忙しく働いている人達がいるから」と言って東京に連れて行って、交流させてくれたことがありました。
その時に、先を行っているというか、職場でも頑張って働きながら教会に通っている人達を見ながら自分の方向を定められるようになりました。
ー具体的にどのような方向ですか?
信仰者というと、神様のために全てを捧げて教会の仕事をしていかなきゃって思うところがあったんですけど、世の中でも仕事をやりながら、教会の中でもこんなことをして走っていける。
そして社会人として働いているからこそ職場や生活の中で神様の愛を示していける、そういう道が切り拓けたらいいんじゃないかなと思いました。
ー仕事に関してずっと祈っていたと聞きましたが、どのようなことを祈っていましたか?
自分の根本にあるのは、「神様の御心を成したい」ということです。
だから「自分が〇〇をしたいです」というよりかは、自分の個性を通してどういう御心を成せるのかとずっと考えながら、祈っていました。
その一つに仕事があって、これまで自分の学んできたことを活かして自然と力を出せるフィールドっていう感覚で仕事をするのは好きだったんですね。
それで、世の中で働きながら信仰の道を拓いていくことに繋がったんじゃないかな。
神様の御心を成したいと祈っていくうちに見えてきた道ということですね。御心って、聞きなれない人には想像し難いですよね。
このことに関して、ゆうきさんのブログ記事「神様の助け~就活という一大イベントを通して~」に詳しく書かれているので、関心がある方は是非覗いてみてください!歯切れのよい語り口でラップを聞いているような感覚になりました。
自身の信仰生活をわかりやすくかつ親しみやすく書かれているので、次の記事は?!と期待しながら楽しく読みました🌟

ー忙しい中で時間をどのように濃密に使われているのか、工夫していることを教えてください。
仕事をする時間と、それ以外の時間をしっかり分けるよう意識しています。
人によっては遅くまで働く必要があることもあると思いますし、自分も以前は深夜まで働いていた時期がありましたが、自分が本当に目指すところはそこじゃない!って思うようになってきて、祈りながら、実際に行動に移しながら、働き方を変えるようにしました。
もちろん自分がすべき仕事は時間を出して残業もするけれど、周りにつられての残業はしない。
礼拝や祈りの時間を優先できるように、できる時は思い切って仕事を切り上げるとかですね。
加えて、最近は朝カフェに行って仕事以外のやりたいことにも時間を使うようにしています。

ー自分が目指すことはそこじゃないとはっきり分けてやることですね。カフェでは具体的にどんなことをしているのですか?
元々は自分の発想を広げていく時間にしようと思ってたのですが、本を読んだり、英語の勉強をしたり、教会の施設や設備等の管理に関することなど色々です。
あとは先ほどご紹介いただきましたブログを書いたりですかね。
仕事をしながらどのように神様を感じているのかを発信したいと思って、最近始めました。
休日は夫婦でカフェに行って、家庭としてどうやって神様の御心を成していくかを話し合ったりもしています。
自分に向かう神様の働きをわかった時に、走ることができる。
大変な時でも神様に、仕事に、自分自身に真実に向き合ってこられたんだなということがインタビューを通してわかりました。
自分の人生に向かう、自分の神様ですね!
ゆうきさんが拓かれてきた道はローズファイヤーチャーチにとって必要な道だったと思います!
ゆうきさんの御心、また家庭の御心も成されていけるようにお祈りしています。